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1:ラジコンヘリの始まり
第一章:ラジコンヘリの歴史について
1:ラジコンヘリの始まり
最近のドローンの人気などを見ていると、ラジコンのヘリコプターの登場は比較的新しいのではないかと思いがち。
しかし、エンジン(グローエンジン※ニトロメタンとメタノール混合した燃料)を動力にしていた時代を含めると、すでに60年近くの歴史を持っています。
1960年台より世界各地で開発が進められていましたが、無線装置の問題が解決した1970年台より開発が本格化。70年代初頭に西ドイツでフライト
の世界記録が樹立され、以降各国、各地で開発が進みました。
当時はフライヤー(ラジコンを飛ばす人)とメーカーがヘリコプターの実機のようにヘリのラジコンを飛ばすことに熱心に情熱を注いでいた時代でした。
今のようにデジタル制御されているものは極めて少なく、アナログな手法を中心にラジコンヘリを構成させ飛ばそうとしていたのです。
デジタル制御ではないため、前後ローターの回転を始めとする可動箇所をするのにもあたりを出すために、部品の調整など細部に精度が求められた時代でした。
時計で言うなら「機械式(オートマチック)」のようなもので、すべての部品がうまく噛み合い連携させたうえで熟練した操作技術を持ってしてようやくフライトが可能
になるというものでした。ジャイロもなく、4チャンネルの無線機を使ってのフライト…それだけに、空中に浮かび、ホバリングするヘリの姿を見た多くの関係者は感動と大
きな喜びを感じていたのでした。
はじめに ┃ 2:エンジンから電動式に
- 2015.09.01
- 09:20
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